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Seedance 2.5プロンプト集:そのまま使える実践テンプレート

最終更新日: 2026-08-12 06:26:32

Seedance 2.5のプロンプトは、長い演出文ではなく短い「ショット指示書」として書くのが扱いやすい。シーン、動作の流れ、カメラ、音、維持したい条件の順に指定する。以下のテンプレートは、プロンプト欄、参照素材、モデル選択、尺の設定を備えた現行のDreamina Seedance 2.5 workflowを前提にしている。特定のフレームや音声結果を保証するものではなく、まず試すための出発点として使ってほしい。

モデルページ、プロンプト欄、現行の機能説明を表示したDreaminaの公開Seedance 2.5プロンプトワークフロー

キーワードを並べず、ショット設計として書く

指定する順番は、画面に映る主役、動作の段階、カメラ、音、不変条件の5つ。このモデルでは、汎用的で映画的な一文を頼むより、ショット単位で要件を整理したほうが意図を伝えやすい。

[FORMAT AND LENGTH]. [SUBJECT] in [SETTING] at [TIME].
Action beats: [BEAT 1] -> [BEAT 2] -> [BEAT 3].
Camera: [SHOT SIZE], [MOVEMENT], [FOCUS CHANGE].
Look: [LIGHTING], [COLOR], [LENS OR DEPTH OF FIELD], [MOTION STYLE].
Audio: [DIALOGUE IN QUOTES], [SOUND EFFECTS], [MUSIC OR SILENCE].
Keep [IDENTITY / PRODUCT / LOCATION] consistent. Avoid [UNWANTED ELEMENTS].

30秒のシーンなら、0〜8秒を導入、8〜22秒を主なアクション、22〜30秒を見せ場または締めに割り当てると組み立てやすい。

Seedance 2.5で使えるプロンプトの7要素

より細かくコントロールしたいときは、次の7項目を埋める。調整時は一度に全部を変えず、変数をひとつずつ編集する。

項目書く内容記述例
形式アスペクト比、尺、ショット形式16:9, 30-second single continuous shot
主役中心となる人物、物、グループa ceramic pour-over coffee set
舞台場所、時間帯、物理的なディテールa quiet kitchen at blue hour
動作順序のある動きと結果water blooms, coffee drips, steam rises
カメラフレーミングと動きslow tabletop push-in, then a close-up
ルック光、色調、質感、動きの印象soft window light, warm neutral palette
音声セリフ、効果音、音楽、無音ceramic clink, gentle room tone, no music

環境、光、アクション、カメラワーク、雰囲気を具体的に記述しよう。抽象的な形容詞を重ねるより、画面で確認できるカメラ指示に置き換えるほうが有効だ。

アクションは見える順番で並べる

動作は同時に叶えたい要望の羅列ではなく、時系列の流れとして書く。「ランナーが橋を渡り、中ほどで止まり、スカイラインを見て、赤い旗を掲げる」なら、モデルに動きの経路が伝わる。一方、「旗を持ったドラマチックなランナーと都市のスカイライン」では、必要な素材が並ぶだけになる。

walks、turns、lifts、pours、opens、tracks、circles、lands、pausesのように、撮影できる動詞を使う。結果も重要なら、「紙が風でたわむ」「液体が光を受ける」のように、動作の後に物理的な変化を添える。

カメラ指示は対応する動作のそばに置く

どのアクションをどのカメラワークで捉えるのか、動作ごとに結び付ける。

Start on a wide establishing shot. Track beside the cyclist as she enters the market.
At the bell sound, arc around to a front three-quarter close-up.
Hold on the basket as the cyclist stops and lifts one orange toward camera.

ひとつのビートにはカメラ移動をひとつだけ対応させる。1文に複数の移動を競合させると、制御も修正も難しくなる。

そのまま使えるSeedance 2.5プロンプトテンプレート

以下は、制御のロジックを保ったまま内容を差し替えられるよう、角括弧の入力欄を残したテンプレートだ。使う際は、項目を埋めた後に角括弧を外す。

映画的なストーリーシーン

小さな物語を明確な結末まで描くための、長尺・単一生成向けテンプレート。

Create a 30-second cinematic 16:9 video in one continuous generation.
Setting: [PLACE] at [TIME OF DAY], with [TWO PHYSICAL DETAILS].
Main subject: [CHARACTER] wearing [COSTUME OR DISTINCTIVE DETAIL].
Story beats: 0-8 seconds, [SETUP]; 8-22 seconds, [MAIN ACTION AND CHANGE];
22-30 seconds, [REVEAL OR QUIET ENDING].
Camera: begin with a [WIDE / MEDIUM] shot, [CAMERA MOVE] through the action,
then hold a [CLOSE-UP / WIDE] final frame for two seconds.
Look: [LIGHTING], [COLOR PALETTE], natural motion and stable body proportions.
Audio: [AMBIENT SOUND]. Add [DIALOGUE IN QUOTES] only if spoken words are needed.
Keep the character, clothing, location, and lighting consistent throughout.
Avoid subtitles, logos, random text, extra limbs, and abrupt camera cuts.

複雑な動きを扱うなら、ビートは3つ未満に抑える。

商品広告

商品向けプロンプトでは、同一性を固定する条件と、制御された見せ場が欠かせない。「高級感のある商品カット」に頼るのではなく、素材と、商品の用途が伝わるアクションを記述する。

Create a 15-second vertical 9:16 product advertisement for [PRODUCT].
Product identity: [SHAPE], [MATERIAL], [COLOR], and [ONE DISTINCTIVE DETAIL].
Scene: [SURFACE] in [SETTING] with [LIGHT SOURCE].
Beat 1, 0-4 seconds: macro close-up of [DETAIL], with [MOTION].
Beat 2, 4-11 seconds: camera performs a slow [PUSH-IN / ORBIT] as [PRODUCT ACTION].
Beat 3, 11-15 seconds: clean hero frame, product centered, front surface readable.
Look: controlled reflections, realistic material texture, soft background separation.
Audio: [SOUND EFFECTS]. No voiceover, music, captions, or invented brand text.
Keep the product shape, color, label placement, and proportions unchanged.

完成した広告にコピーが必要なら、正確な文言を別の制約として追加し、フレームごとに確認する前提で進める。ブランドの安全性を重視するなら、生成文字に依存せず、最終的な文字組みはエディターで加えるほうが通常は適している。

参照素材ベースのキャラクターシーン

公式ページでは参照素材を用いた生成が紹介されており、@Image 1や@Audio 1といったラベルを使う例も示されている。参照素材にはそれぞれ役割をひとつずつ与える。

Use @Image 1 as the identity and face reference for the main character.
Use @Image 2 as the costume reference. Use @Image 3 as the location and lighting reference.
Create a 20-second 16:9 scene in which the character [ACTION].
Blocking: start at [POSITION], move [DIRECTION], then stop beside [OBJECT].
Camera: [SHOT SIZE] with a slow [MOVE], keeping the face visible during the main action.
Preserve the character's face, hairstyle, costume colors, body proportions, and age.
Match the lighting direction and overall palette from @Image 3.
Audio: use @Audio 1 as the rhythm reference; add [SOUND OR DIALOGUE].
Do not merge identities, change the costume, add people, or introduce text.

参照素材を使えない場合は、維持したい人物の特徴を文章で指定する。ただし、見えていない細部まで保持するよう求めてはいけない。

Image-to-Video用モーションテンプレート

与えた画像を映像の出発点として維持したいなら、image-to-videoを使う。構図とアイデンティティは画像に任せ、プロンプトでは動き、カメラ、時間配分、音に集中する。

Use the supplied image as the opening frame. Preserve the subject's identity,
silhouette, colors, clothing, product shape, and overall composition.
Create a [DURATION]-second [RATIO] video.
Motion: [ONE PRIMARY ACTION] followed by [ONE SECONDARY ACTION].
Camera: keep the opening framing for [SECONDS], then [CAMERA MOVE] without
changing the subject's position or inventing a new location.
Lighting: preserve the source direction and palette; animate only [DETAIL].
Audio: [AMBIENCE / DIALOGUE / SILENCE]. Avoid extra people, text, logos,
identity changes, and camera cuts.

元画像のピクセルをすべて説明し直すのではなく、固定すべきものと動かしてよいものを明示する。

ネイティブ音声付きSNSリール

縦型のSNS動画では、冒頭のフック、アクション、オチを明確に指定する。セリフはシーン説明と区別できるよう、引用符で囲む。

Create a 15-second vertical 9:16 social video about [TOPIC].
0-3 seconds: open on [VISUAL HOOK] with a fast but readable push-in.
3-11 seconds: [SUBJECT] performs [ACTION] in three clear movements.
11-15 seconds: end on [PAYOFF] and hold the final composition for one second.
Use bright [LIGHTING STYLE], [COLOR PALETTE], and stable handheld motion.
Dialogue: the subject says, "[SHORT LINE]" once, with natural lip sync.
Sound: [SOUND EFFECTS] under the voice. Use [MUSIC STYLE] at low volume.
Keep the subject centered in the safe area. Avoid subtitles, watermarks,
extra dialogue, crowd noise, and cuts that hide the main action.

音楽を後編集で追加する場合は、必要なアクション音だけを含む無音の映像として生成を指定する。

尺・カメラ・参照素材・音声をコントロールする方法

プロンプトはクリエイティブ上の指示を担う。一方、尺やフォーマットなどのレンダー設定は、利用するインターフェースまたはAPIの仕様に左右される。

尺とテンポの考え方

目的プロンプトの調整
アイデアを素早く試す5〜10秒で、主役ひとつ、アクションひとつ、カメラ移動ひとつにする。
商品の見せ場を作る最後の2〜4秒は、安定したヒーローフレーム用に残す。
短い物語を作る3つのビートを書き、それぞれに想定する時間帯を指定する。
参照素材の多い複雑なシーン尺を伸ばす前に、アクション数を減らす。

まずはアクションを成立させられる最短の尺で試し、導入、動き、終わり方が明確になってから長くする。

使いやすいカメラ動作の表現

狙い使える表現
舞台を見せるstart wide, then slow push-in
動く被写体を追うtracking shot beside the subject
商品の細部を見せるmacro close-up, shallow depth of field
ふたつの位置をつなぐarc from front three-quarter view to profile
見やすさを保つhold the final frame for two seconds

カメラ指示には、ショットサイズ、方向、速度を含める。「Cinematic camera」はルックのラベルであり、カメラワークの指示ではない。

音声の指示方法

音源、タイミング、優先順位を指定する。たとえば「被写体が近づくにつれ足音を大きくする。引用符内のセリフは1行。BGMなし」のように書く。セリフ、効果音、音楽は分けて記述する。音声参照がある場合は、単に「この音声を使う」と書かず、その役割を明記する。

duration、ratio、音声、参照素材、出力形式など、ルート固有の設定についてはSeedance 2.5 API guideを参照してほしい。

Seedance 2.5でよくある失敗と直し方

出力が狙いを外したときは、その失敗を左右している一文だけを変える。一度にすべての形容詞を入れ替えると、何が改善に効いたのか判断できない。

症状考えられるプロンプト上の問題絞り込んだ修正方法
物語が急いで終わるアクションが多すぎ、時間指定がないビートをひとつ削り、残るビートに時間枠を割り当てる。
ショット間でキャラクターが変わるアイデンティティを一度しか記述していないアクションと参照素材の指示の近くで、人物、衣装、年齢の固定条件を繰り返す。
カメラが落ち着かないひとつの文に複数の移動が競合しているビートごとにカメラ移動をひとつにし、最後に静止を加える。
セリフが欠ける、または別の内容になる話し言葉がシーン説明に混ざっている正確なセリフを引用符で囲み、発話回数を指定する。
商品の形状が崩れる商品のディテールを雰囲気の一部として扱っている形状、素材、色、ラベル位置、変えてはいけない細部を列挙する。
不要な文字が出る看板、画面、ロゴから文字が暗に求められているno generated textと書くか、正確な文字列を与え、納品前に確認する。
参照素材同士が競合する役割が割り当てられていない各参照素材を、人物、衣装、場所、動き、スタイル、音声のいずれかとしてラベル付けする。

反射的にネガティブプロンプトを足さないこと。「Avoid subtitles」は字幕が既知のリスクである場合には有効だが、生成崩れのリストを長くしすぎると、残したいアクションと競合することがある。

「Generic ChatGPT and Claude prompts don't match what Seedance actually wants.」— r/Seedance_AIの公開Redditディスカッションのタイトル、2026年8月12日アクセス。

生成前に確認したいプロンプトチェックリスト

Seedance 2.5へ送信する前に、次の9項目を確認する。

  1. 出力形式、アスペクト比、想定する尺が記載されている。
  2. 副次的なディテールより先に、主役が指定されている。
  3. アクションが起こる順番で書かれている。
  4. 主要なビートごとにカメラ指示がある。
  5. 最後のフレームまたは終わりのアクションが明示されている。
  6. 人物、商品、場所を維持する条件が、必要な箇所に記載されている。
  7. 参照素材に、ファイル名や番号だけでなく役割が与えられている。
  8. セリフは引用符で囲まれ、効果音とは分けられている。
  9. 不要な文字、ロゴ、字幕、追加人物は、必要な場合にだけ指定されている。

まずは主役ひとつ、アクションひとつ、カメラ経路ひとつから始めよう。参照素材、音声、長いストーリーを加えるのは、その核となるショットが明確になってからでよい。プロンプトは長ければ長いほど制御しやすい、というわけではない。

FAQ

Seedance 2.5のプロンプトはどれくらいの長さが適切?

主役、アクションの順序、カメラ、ルック、音声、制約を指定する。入れ替え可能な形容詞よりも、具体的な動詞のほうが通常は実行可能な指示になる。

Seedance 2.5のプロンプトは参照素材に対応している?

Dreaminaの公式ページでは、参照素材を用いた生成と、最大50件の入力を組み合わせる機能が、現行のSeedance 2.5ワークフローの一部として紹介されている。各参照素材には人物、衣装、場所、動き、スタイル、音声といった役割を割り当て、利用するインターフェースまたはAPIルートの上限を確認してほしい。

Seedance 2.5でセリフを指定するには?

話してほしい正確な一文を引用符で囲み、誰が何回話すのかを記述する。効果音は別に指定し、モデルがセリフとして扱わないようにする。

ひとつのプロンプトで30秒の動画を作れる?

Dreaminaの公式ページでは現在、ネイティブの30秒生成が案内されている。明確な終わりを持つ3つの見えるビートとしてプロンプトを設計し、実際に生成する画面で尺とアクセス設定を確認する。

ネガティブプロンプトは使うべき?

特定の失敗に対処する場合に限り、「no subtitles, no logos, no extra people」のような短く関連性のある制約を使う。長い生成崩れリストで、主なアクションの指示を置き換えないこと。