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最安の画像→動画APIはどれ?4モデルの料金を比較

最終更新日: 2026-09-27 01:42:41

数字だけを見て最安と判断すると、実際の運用では計算が合わないことがあります。2026年9月27日時点で確認できる各サービスのエントリープランを比べると、4モデルのなかで5秒換算の料金が最も低いのはHailuo 2.3です。ただし、実際には6秒単位で課金されるため、5秒の動画を生成した場合の請求額は別の見え方になります。

「安い」の基準で答えは変わる

この4モデルで実際の請求額が最も低いのは、Runware経由のHailuo 2.3。768p・6秒で$0.28です。出力時間あたりに換算すると、約$0.0467/秒になります。ただし、5秒の動画を指定しても、固定の対応時間で課金されるため請求額は$0.28のままです。

次に安い候補は、Seedance 2.0の480pで$0.07/秒、Alibaba Cloudの米国リージョンにおけるWan 3.0の720pで$0.082513/秒、そして音声なしのKling 3.0・720pで$0.084/秒です。ただし、これらは同じ品質条件ではありません。料金を比べるときは、解像度、音声、動画の長さ、利用プロバイダーを必ずセットで見る必要があります。

4モデルを同じ基準で比較

以下の表では、公開されている画像→動画生成の料金をクリップ単位にそろえています。対象は、キャンペーン用クレジットや個人向けサブスクリプションではなく、一般的な画像→動画生成に使える各モデルの最低価格帯です。

モデル/経路プロバイダーと設定公開料金実際の5秒分の請求生成時間60秒分*主な制約
Hailuo 2.3Runware、768p、固定6秒$0.28 / 6秒$0.286秒生成を10回で$2.80対応時間が固定。5秒としてそのまま課金されるわけではない
Seedance 2.0Runware、480p、画像/テキスト→動画$0.07/秒$0.35$4.20今回の比較では最も低い解像度
Wan 3.0Alibaba Cloud米国、720p$0.082513/秒$0.4126$4.9508リージョンによって料金が異なる。シンガポールでは720pが$0.10/秒
Kling 3.0直接API相当、720p、音声なし$0.084/秒$0.42$5.04音声を付けると料金が上がる

\*60秒分の列は、料金を単純計算したものです。各APIが連続した60秒の動画を1本で返せることを示すものではありません。最長時間や指定できる時間の刻みはモデルによって異なります。

5秒の画像→動画API料金比較

この表で見落としやすいのは、Hailuoの実請求額が最も低いこと、720pではWanがKlingをわずかに下回ること、そしてSeedanceの安さが480pを前提としていることです。

最安の行が、そのまま最安のAPIとは限らない

まず確認したいのが解像度です。Runwareでは、Seedance 2.0は480pの$0.07/秒から720pの$0.16/秒に上がります。5秒の720p動画なら$0.80です。一方、Alibabaは米国リージョンのWan 3.0について、480pを$0.041256/秒、720pを$0.082513/秒、1080pを$0.165025/秒としています。

次に、音声の有無も料金を左右します。RunwareのKling 3.0 Omni Standardは、720p・音声なしで$0.084/秒、音声ありで$0.112/秒です。音声を後工程で差し替えるなら、まず無音出力の料金で比較したほうがよいでしょう。

リトライを考慮すると実効単価は上がりますが、全ケースに当てはまる一律の倍率はありません。5秒のHailuo生成が$0.28で、使えるカットを得るまでに3回必要なら、生成費は$0.84です。初回の出力がそのまま納品できるとは限らないため、自分の採用率に合わせて同じ計算をしてください。

用途別に選ぶならどのモデルか

最適な選択は、必要な出力条件によって変わります。低解像度の試作と高解像度の納品素材を、同じものとして価格だけで比べないことが重要です。

用途選択肢料金の基準理由
エントリー料金を最優先Runware経由のHailuo 2.3768p・6秒で$0.28今回比較した4モデルのなかで実際の請求額が最も低い
480pの試作を最安で作るAlibaba米国経由のWan 3.0$0.041256/秒5秒で約$0.2063。Seedance 2.0の480p料金より安い
720pの音声なし出力を最安で作るAlibaba米国経由のWan 3.0$0.082513/秒Kling 3.0の$0.084/秒をわずかに下回る
ネイティブ音声が必要Kling 3.0 Omni Standard720pで$0.112/秒音声対応の公開料金。音声込みの別モデルとも比較したい

まとめると、固定時間のテストを最安で回すならHailuo、480p/720pの1秒あたり料金を抑えるならWan、動きの表現を優先するなら価格差の小さいKling、Seedanceは価格だけで選ぶというより用途に応じて選ぶモデルです。

Runwareは、Kling、Seedance、Hailuo、複数のWanバージョンを共通のAPIから扱える点が便利です。ただし、同じプラットフォームにまとまっているからといって、すべてのモデルがRunwareで最安になるわけではありません。AlibabaのWan 3.0は、リージョンによってはホスティング経由のWanより直接利用のほうが安く、Runwareは複数モデルをひとつのリクエスト層から扱える、という違いがあります。

価格だけで決める前に、必要な入力形式に対応しているかも確認しましょう。入力画像1枚だけなのか、最初のフレーム指定なのか、最初と最後のフレームを指定できるのか、複数の参照画像に対応するのかで、使い勝手は変わります。トライアル用クレジットで評価時の費用を抑えることはできますが、本番運用のAPIが恒久的に無料になるわけではありません。直接利用したい最安ルートが、実際に利用できるかどうかは地域の提供状況にも左右されます。

FAQ

最も安い画像→動画APIはどれですか?

ここで比較したKling、Wan、Seedance、Hailuoの経路では、Runware経由のHailuo 2.3が最も低く、768p・6秒の実際の請求額は$0.28です。1秒あたりの料金だけで見ると、Alibaba Cloud米国経由のWan 3.0が480pで$0.041256/秒となり、こちらが安くなります。

KlingはWanやSeedanceより安いですか?

Kling 3.0は、720p・音声なしで$0.084/秒です。Alibaba米国リージョンのWan 3.0は$0.082513/秒なので、Klingがわずかに上回ります。一方、Seedance 2.0は、Runwareの720p料金が$0.16/秒のため、720p同士ではKlingのほうが安くなります。

5秒の画像→動画クリップはいくらですか?

上記のエントリー設定で比較すると、Hailuoの固定6秒生成が$0.28、Seedance 2.0の480pが$0.35、Wan 3.0の720pが約$0.4126、Kling 3.0の720p・音声なしが$0.42です。

音声や参照画像を追加すると料金は上がりますか?

上がる場合があります。Klingは音声ありの料金を高く設定しており、参照画像に関するルールもモデルごとに異なります。入力の扱いはプロバイダーによって違うため、利用する経路の仕様を確認してください。

実際にはどう選ぶべきか

1秒あたりの料金や720pの試作を重視するならWan 3.0、固定時間のテストを最安で回すならHailuo 2.3から始めるのが現実的です。KlingやSeedanceは、動きの表現、操作性、出力の安定性などが価格差を埋めると判断できる場合に選びましょう。見るべきなのは初回生成のカタログ料金ではなく、実際に納品できたクリップあたりのコストです。