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falで使うKling 4.0 APIの料金:$0.157/秒、30秒の費用(2026年)

最終更新日: 2026-10-24 01:02:06

Kling 4.0で30秒・1080pの動画を1本生成すると、falの通常料金では$7.05かかる。falのデフォルト解像度は1080pだ。resolutionを省略すると、720pなら$4.71で済む30秒のリクエストが$7.05になる。

Kling 4.0は2026年10月15日に公開され、APIは同年10月21日から順次提供が始まった(AITamer、SandBase)。falでは現在、text-to-video、image-to-video、reference-to-video、video-edit/extendの4エンドポイントから利用できる。1回の生成時間は3〜30秒、解像度は720pまたは1080p。確認したエンドポイントでは、2チャンネルのステレオ音声もデフォルトで付く。4Kには対応せず、確認したスキーマには音声を無効化する設定もない。非同期生成のため、完了までの時間は秒単位ではなく分単位で見積もっておきたい。

falでのKling 4.0料金を整理する

falのエンドポイントページに掲載されている通常生成の料金は、720pで生成1秒あたり$0.157、1080pで$0.235だ。対象はtext-to-video、image-to-video、画像のみを使うreferenceジョブ。画像参照を追加しても料金は変わらず、OttoPortによれば参照用音声には課金されない。SeedRouter、SandBase、OttoPortはいずれも、失敗したタスクは請求されないとしている。OttoPortにはサブスクリプションや利用コミットメントはないが、最低チャージ額は$25と記載されている。

ジョブ720p1080p
通常生成(テキスト、画像、画像参照)$0.157/秒$0.235/秒
動画参照あり/動画編集入力+出力で$0.094/秒入力+出力で$0.141/秒
5秒クリップ、通常生成$0.785$1.175
10秒クリップ、通常生成$1.57$2.35
30秒クリップ、通常生成$4.71$7.05

1080pの単価は720pの約1.5倍。コスト重視の試作には720p、品質が50%増しの料金に見合う最終出力には1080p、という使い分けが妥当だ。720p・5秒のテストは$0.785で、これを6回実行しても1080p・30秒を1回レンダリングするより安い。

リセラーの価格帯もおおむね同じ水準だが、単価は一致しない。SeedRouterは720pを$0.1425/秒、1080pを$0.2125/秒としており、公式リスト価格をわずかに下回る。一方、OttoPortの掲載価格は均一で$0.196/秒だ。宣伝上の見出しではなく、使いたい解像度での秒単価を比較したい。

動画入力では「安い単価」に見えて秒数が倍になる

入力動画ありの$0.094/秒(720p)、$0.141/秒(1080p)は、一見すると割安に映る。しかし実際の料金計算はそう単純ではない。コストはrate x max(input seconds + output seconds, [2 x output seconds](https://fal.ai/models/kling/v4/reference-to-video))で決まる。

解像度掲載されている動画入力時の単価出力1秒あたりの最低料金10秒時の最低料金30秒時の最低料金
720p$0.094/秒$0.188/秒$1.88$5.64
1080p$0.141/秒$0.282/秒$2.82$8.46

この最低料金が適用されるのは、入力動画の長さが出力動画を超えない場合だ。参照動画のほうが長ければ、入力秒数と出力秒数の合計で請求される。SandBaseの検証では、720pで5.04秒の素材を編集した際に10.08秒分、約$0.95が課金された。また編集モードでは、出力の長さが元動画と一致した(SandBase)。

入力動画モードは、演技を合わせたい、商品映像を別スタイルに変えたいといったように、元動画そのものが重要な情報を持つときだけ使うべきだ。完成動画1秒あたりのコストは、通常生成より約20%高い。

Kling 4.0・Seedance 2.5・Vidu Q4を30秒・1080pで比較

以下は30秒・1080p出力に合わせてリスト価格を比較したもの。各モデルで生成時間や入力制限は異なる点には注意したい。Klingはfalのリスト価格、Seedance 2.5はOttoPortのカタログに基づき$0.35/秒、Vidu Q4はUnificAllyに基づき$0.096/秒、Wan 3.0はOttoPortのカタログに基づき$0.20/秒としている(いずれも10月23日確認)。

Kling 4.0、Seedance 2.5、Vidu Q4、Wan 3.0における30秒・1080p動画のコスト比較
モデル1080pのリスト単価30秒の料金料金で得られるもの競合モデルが向く場面
Kling 4.0 via fal$0.235/秒$7.053〜30秒のワンテイク、Omni Referenceは最大15アセット(画像10枚、動画5本、その中で要素7件まで。fal schema準拠)、キーフレーム10件、マルチショットプロンプト、リップシンク対応のネイティブステレオ音声会話シーンや長い連続テイクの第一候補
Seedance 2.5(ByteDance)約$0.35/秒約$10.504〜30秒、混在参照を最大50件(UnificAllyによる)Klingの15件上限を超える大量の参照アセットが必要な場合
Vidu Q4約$0.096/秒約$2.88最大16秒、画像参照15件、比較対象のティアではtext-to-video非対応(UnificAllyによる)16秒未満の画像ベースショットをとにかく安く作りたい場合
Wan 3.0約$0.20/秒約$6.00任意の入力から最大30秒(UnificAllyによる)Klingのキーフレームタイムラインが不要なら、30秒生成では最も近い価格帯の代替候補

Kling 4.0の720p・入力なし料金は$0.157/秒で、Kling 3.0の比較可能な料金である$0.084/秒より約87%高い(Klingの料金表、AITamer経由)。公式ローンチ投稿への返信では、ある開発者がこうコメントしている。

「高すぎるし、遅すぎる」 — @blankbraindead

falで実装する前に押さえたいデフォルト・キュー・音声仕様

初めて統合する際にハマりやすい点は4つある(fal schema、SeedRouter tests、SandBase tests)。

1. デフォルト解像度は1080p。 resolutionを指定しなければ、$0.157/秒ではなく$0.235/秒で課金される。すべてのリクエストで明示的に指定したい。フラグ1つでコストは50%変わる。

2. 生成完了には数分かかる。 720p・3秒のテストを5回行ったSeedRouterでは、所要時間は2分41秒〜4分22秒だった(SeedRouter)。SandBaseでは720p・30秒のテストに約498秒、約8分かかっている(SandBase)。falはキュー方式で、状態はIN_QUEUE→IN_PROGRESS→COMPLETEDと進む。ポーリング前にタスクIDを永続化しておこう。クライアント側のタイムアウトはサーバー側ジョブの停止を意味しないため、確認せず再送すると二重に支払うことになる。

3. 音声は常時有効で、リクエスト単位では無効化できない。 SandBaseが測定したすべての出力には、空のストリームではない実際のステレオAACトラックが含まれていた(SandBase)。確認したホストには、4.0の音声を切り替える設定はない。独自のBGMや音声を後から載せるパイプラインなら、生成後に音声トラックを削除する必要がある。たとえばffmpeg -anを使える。

4. 制限は厳格で、エラーも即座に返る。 コストに関係する上限は、動画時間が3〜30秒、解像度が720p/1080p、参照画像が最大10枚、参照動画が最大5本かつ合計30秒まで、キーフレームが合計10件まで。未知のフィールドや不正なモードの組み合わせは、タスク作成前にHTTP 400で返される(SeedRouter)。つまり、タスクが受理されるまでは課金されない。

運用面ではさらに2点。出力URLは一時的なものなので、自分のストレージへ保存する必要がある(SeedRouter)。また、ソースの長さを取得できないリクエストは30秒の最大値で見積もられる可能性があるため、短い編集でも残高には余裕を持たせたい(SandBase)。

Kling 4.0 APIの料金FAQ

Kling 4.0 APIの秒単価はいくら?

falでの通常生成は、720pが$0.157/秒、1080pが$0.235/秒。動画参照と編集ジョブは、720pで$0.094/秒、1080pで$0.141/秒が入力秒数と出力秒数の合計に適用される。

5秒・10秒・30秒の動画はいくらかかる?

720pの通常生成では、それぞれ$0.785、$1.57、$4.71。1080pの通常生成では$1.175、$2.35、$7.05となる。動画参照ジョブは完成動画1秒あたりの料金が高く、1080p・30秒の編集は最低でも$8.46からだ。

ネイティブ音声は料金に含まれる?

確認したfalエンドポイントでは、ステレオ音声が追加料金なしでデフォルト付属する。リクエストごとに無効化するスイッチは用意されていない。

生成に失敗した場合も課金される?

課金されない。SeedRouter、SandBase、OttoPortはいずれも失敗タスクは請求対象外としており、スキーマ検証での拒否(HTTP 400)ではタスク自体が作成されない。

無料枠やトライアルクレジットはある?

UnificAllyは、自社ホストで登録時に$0.50のクレジットが付くと報告している。720pならおよそ3秒分に相当する。一部ホストでは最低チャージ額も設定されており、OttoPortでは$25となっている。

動画を30秒以上に延長できる?

extendモードを使えば可能だ。durationは追加する秒数を意味し、返されるファイルには元動画と延長部分の両方が含まれる(SeedRouter)。合計2分までの長尺をつなげる機能も発表されているが、APIで実際に利用できることはまだ確認されていない(AITamer)。

用途別:選ぶべきKlingモードと代替モデル

用途選ぶもの理由
30秒以内の会話・リップシンク映像Kling 4.0の1080p通常生成または画像参照ネイティブステレオ音声により、会話やリップシンク用途に適する。まずは720pで試作したい
商品やキャストをシーン間で維持したいKling 4.0 reference-to-video(画像のみ)料金は$0.157/$0.235のまま。再利用可能な要素を含め、15アセットまで使える
既存映像のスタイル変更・狙った箇所の編集Kling 4.0 video-editSandBaseのテストでは最速で、5秒編集に69秒だった(SandBase)。ただし入力と出力の両方を予算に入れる必要がある
画像を基準にした短尺動画を最安で作りたいVidu Q4約$0.096/秒。ただし最大16秒で、text-to-videoには対応しない
参照アセット数を最優先したいSeedance 2.5混在参照を最大50件まで使えるが、秒単価は大幅に高い