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GPT Image 2.6 APIの料金を検証:画像1枚あたりの実測コスト(2026年)

最終更新日: 2026-11-07 07:32:10

GPT Image 2.6 APIは料金表だけ見れば従来と変わりません。しかし、安価な下書き生成は大幅に高くなっています。OpenAIはgpt-image-2.6-flareとgpt-image-2.6-sunburstに同一のトークン単価を設定していますが、低品質出力の実測トークン数はGPT Image 2.5の4.2倍です。想定外の請求を防ぐには、qualityを明示指定するのが基本になります。

1:1画像は$0.025〜$0.211。低品質はもはや格安ではない

同じプロンプトで測定したGPT Image 2.6の1:1画像は、低品質なら約$0.025、max品質では約$0.211でした。TrezaLabsは2026年11月5日、同一の1:1プロンプトを5つの品質設定でレンダリングし、出力画像トークンを1トークンあたり$0.00003として請求額を算出しています。

品質実測の出力トークン数1:1画像1枚あたりのおおよその料金
Low824$0.025
Medium1,449$0.043
High1,756$0.053
Extra high3,122$0.094
Max7,024$0.211
GPT Image 2.6の画像1枚あたりのコストは低品質からmax品質にかけて大きく上昇する

注意したいのは、品質設定を変えないままアップグレードするケースです。GPT Image 2.6の低品質は、GPT Image 2.5にあった1セント未満の下書き用価格帯ではありません。低品質の下書き100枚なら、出力料金だけで$2.47に入力分が加わります。max品質の完成画像100枚は、同じ費目として扱わず、約$21を見込むべきです。

公式トークン単価と、価格表ごとに数字が違う理由

OpenAI APIの料金ページでは、GPT Image 2.6 FlareとSunburstに同じ標準単価が掲載されています。テキスト入力は100万トークンあたり$5、キャッシュ済みテキスト入力は$1.25、画像入力は$8、キャッシュ済み画像入力は$2、画像出力は$30です。単価改定時に確認すべき一次情報は公式料金ページです。OpenAIのFlareおよびSunburstのモデルページでも、同じトークン単価が確認できます。

市場には3種類の価格情報がありますが、見ている対象はそれぞれ異なります。

  • 公式のトークン単価は、トークンごとの料金を示すもので、画像1枚の合計額は分かりません。出力トークン数は品質やサイズで変わり、参照画像を使えば画像入力トークンも別途加算されます。
  • 実測トークンによる請求額は、固定した1つのプロンプトを実際のドル額に換算する方法です。TrezaLabsは1:1でlowからmaxまで824〜7,024出力トークンに加え、少額のテキストトークン料金を計測しました。Mockingbirdは、高品質の1088x1360広告画像で約1,600出力トークン、入力前の出力コストで約$0.048を測定しています。
  • 第三者による固定の画像単価表は、予算計画を簡単にします。HiAPIは、low 1Kの$0.023からmax 4Kの$0.636まで、15セルの料金表を公開しています。Yirは、公式ルートでの1K low〜maxを約$0.0367〜$0.2227と見積もっています。

契約や正式な見積もりには公式単価、自分のプロンプトとサイズでの原価把握には実測トークン、固定表は大まかなキャパシティ計画にだけ使うのが安全です。「1枚$0.04」という固定見積もりには、特定の品質、解像度、参照画像数という前提があり、自分のパイプラインに当てはまるとは限りません。

OpenAI公式API料金表ではGPT Image 2.6 FlareとSunburstに同一のトークン単価が掲載されている

品質の選択肢はlow、medium、high、xhigh、max、そしてautoです。解像度は1K、2K、4Kから選べます。品質を上げるとピクセル数ではなく、内部的な描画ディテールが増えます。TrezaLabsの1:1テストでは、全品質レベルで1024x1024が返されました。complexityはlow/medium/highから選び、デフォルトはhighです。これは視覚的な精細さではなく計画処理の負荷を制御する項目で、追加料金はかかりません。

GPT Image 2.5の予算感が2.6で通用しない理由

GPT Image 2.6とGPT Image 2.5のトークン単価自体は同じです。ただしTrezaLabsの1:1測定では、同じ形式でも2.6はlowとmediumでより多くの出力トークンを使用しています。

品質GPT Image 2.5のトークン数GPT Image 2.6のトークン数コストへの影響
Low196824約4.2倍
Medium4391,449約3.3倍
High1,7561,756変化なし
Extra high3,1223,122変化なし
Max7,0247,024変化なし

low品質は2.5で$0.01未満だったものが、2.6では約$0.025へ上昇しました。mediumも約$0.013から約$0.043になっています。r/codexの請求に関するスレッドでも、low品質の4.2倍増が裏付けられています(thread)。低価格のバリエーション生成にはGPT Image 2.5を残し、autoのばらつきを避けるためにqualityを明示指定するべきです(TrezaLabs)。

FlareとSunburstの料金は同じ。差が出るのは待ち時間

FlareとSunburstは公式トークン単価が同一で、小規模テストでも差は3%以内でした。ティア選びではまずレイテンシを重視し、自分のワークロードで検証するのがよいでしょう。TrezaLabsではhigh品質に2トークン差があった以外、トークン数は同一でした。Mockingbirdの広告テストではFlareの出力トークン数が約3%多かったものの、画像1枚あたりの差額は$0.001以内です。

両者の違いが明確に出るのは速度です。TrezaLabsは2026年11月5日、同一プロンプトを各品質で1回ずつレンダリングして時間を計測しました。正式なベンチマークではなく、傾向を示す数値として見るべきです。

品質Flareの実測時間Sunburstの実測時間
Low6秒17秒
Medium10秒27秒
High10秒50秒
Extra high23秒82秒
Max41秒166秒

Mockingbirdの高品質1088x1360広告では、Flareは16〜26秒、Sunburst 2.6は51〜55秒でした。料金はそれぞれ$0.089〜$0.108、$0.088〜$0.107です。OpenAIはFlareについて、生成が50%高速化され、low品質では最短6秒としていることを公表しています(announcement)。MockingbirdもFlareの高速化を確認しましたが、広告2件のテストではSunburst 2.6がSunburst 2.5より遅い結果でした。OpenAIはFlareを高速な反復作業向け、Sunburstをディテールの一貫性が求められる用途向けに位置付けています(announcement)。

初期のユーザー投稿では、速度と引き換えの画質に懐疑的な声も目立ちます。r/singularityの議論やr/OpenAIのスレッドには、次のような意見があります。

この不格好なまだら模様を勝手に入れるのをやめてほしい。

— u/lyeeedar、r/OpenAI GIF test thread

GIF、SVG、参照画像には別途コストがかかる

追加出力の料金は、基本となる品質ティアの価格表とは別に発生します。形式ごとに課金ルールと主な制約があります。

機能追加料金課金ルール主な制約
GIF$0.070(low)〜$0.598(max)(HiAPI)解像度ではなく品質のみで決定。2〜16フレーム、デフォルトは9フレーム、1フレームあたり20〜2,000 msシートの上限は最長辺3840 px、最大面積8,294,400 px、最大比率3:1
SVGティア料金に+$0.030(HiAPI)固定の追加料金。low 1Kは$0.053、max 4Kは$0.666テキストから画像への生成のみ。画像から画像への変換はPNG、JPEG、WebPのまま
参照画像例では1枚につき+$0.012。トークン数で変動引用例では基本ティア料金 + $0.012 x 枚数。参照は1〜16枚(HiAPI)商品写真1枚で1,523入力トークンを使用(TrezaLabs)。その例では16枚で$0.192加算

maskとmarkupレイヤーに追加料金はありません(HiAPI)。

BatchとResponses APIの非対応が請求額を変える

GPT Image 2.6はImages APIのgenerationsおよびeditsエンドポイントのみで利用でき、リリース時点ではResponses APIにもBatch APIにも対応していません(comparison)。GPT Image 2.5にはResponsesとBatchの利用が残されており、Batch出力は100万トークンあたり$15です。

  • 2.6にはBatchの50%割引がないため、大量処理チームは2.6を夜間バッチに回して半額にする、といった運用ができません。
  • Responsesベースのエージェントは2.5を使い続けるか、Responsesでの推論とImages API呼び出しを分ける必要があります。その場合、リトライの計上も別管理になります。
  • ChatGPTのサブスクリプションでAPI利用料金はカバーされません。ChatGPTとCodexは無料を含む各ティアでImages 2.6を利用できますが(announcement)、APIはトークン課金です。また、ChatGPTにはFlare/Sunburstを選ぶための文書化されたセレクタがないため、再現可能なテストではモデルIDを明示指定してください。

コストを抑えながら成果物まで仕上げる運用

GPT Image 2.6では、Flareのlow品質で下書きを量産し、完成版だけをSunburstのhighまたはmaxに回すとコストを管理しやすくなります。

  1. Flare low 1:1で100バリエーションを作成します。出力料金は約$2.47に入力分が加わります。この段階では質感ではなく構図を評価します。
  2. 残った10案をFlare highへ上げます。出力料金は1枚あたり約$0.053、1ラウンドで約$0.53です。文字、手、商品ラベルを確認します。
  3. 2〜3点をSunburst highまたはmaxで完成させます。1:1のmax完成版を2枚作る場合、出力料金は約$0.42です。
  4. 参照画像の数を抑えます。引用例では、使われないムードボード6枚だけで毎回約$0.072が追加され、low 1:1画像1枚の料金を上回ります。
  5. qualityとcomplexityを明示指定します。OpenAIは焦点を絞った編集にはlow complexityを推奨しています(Mockingbird)。
ワークロード設定画像100枚あたりのおおよその出力料金
大量の下書きFlare low 1:1、実測値$2.47
完成前レビューFlare high 1K、実測1:1を代用約$5.30
有償の完成素材Sunburst max 1:1、実測値$21.10

読みやすいメニュー、ラベル、ポスター、商品を維持した編集など、文字描画の強みが画像1枚あたり$0.05〜$0.21を正当化できる用途では、GPT Image 2.6を優先する価値があります。

FAQ

FlareとSunburstの料金は同じですか?

はい。OpenAIはgpt-image-2.6-flareとgpt-image-2.6-sunburstに同じトークン単価を設定しています。複数のテストでも出力トークン数の差は3%以内で、画像1枚あたりの価格差は約$0.001です。価格ではなく、速度と編集時の一貫性で選んでください。

画像1枚あたりの固定価格がないのはなぜですか?

OpenAIは画像出力を100万トークンあたり$30で課金し、これに入力トークン料金が加わります。一方、1:1画像の出力トークン数は品質によって約824〜7,024と大きく変わります。固定のドル額はすべて、品質、解像度、参照画像数を前提にした数値です。

GPT Image 2.6はGPT Image 2.5より高いですか?

lowとmediumでは高くなっています。lowは約824トークン対196トークン、mediumは1,449トークン対439トークンです。high以上では実測トークン数は同一でした。下書き中心のパイプラインでは、安価なバリエーション用に2.5を残すべきです。

GIFとSVGはどう課金されますか?

GIFは解像度ではなく品質に応じて課金され、2〜16フレームでlowは約$0.070、maxは約$0.598です。SVGはティア料金に約$0.030が上乗せされ、テキストから画像への生成でのみ利用できます。

請求額を最も左右するトークンは何ですか?

支配的なのは100万トークンあたり$30の画像出力トークンです。1,000トークンのテキストプロンプトは、100万トークンあたり$5として$0.005です。キャッシュ済みテキストは$1.25、画像入力は$2であり、共有参照画像を使う反復編集では有利ですが、出力トークンはキャッシュされません。