DeepSeekのAPIキーが有効でも、エンドポイント・モデルID・キーの発行元が別々だと、Janitor AIではネットワークエラーになることがあります。DeepSeekへ直接接続するなら、3つとも同じDeepSeekアカウントのものを使うのが基本です。完全なchat-completions URLを入力し、必要ならJanitor AIを更新してから、生成設定を調整する前に短いメッセージで接続を確認しましょう。
APIキーを作る前に接続先を1つに決める
Janitor AIはチャット画面であり、実際のモデル応答はAPI経由でDeepSeekから返されます。この設定でいう「プロキシ」は、IPプロキシやVPNではなく、LLMリクエストの接続経路を指します。この違いやセキュリティ上の注意点は、Janitor AI proxy guideでも解説されています。
ここで最も重要なのは、APIキー、エンドポイント、モデル名を同じプロバイダーの経路で統一することです。両サービスがOpenAI互換APIを提供していたとしても、DeepSeekのキーとOpenRouterのURLを組み合わせても、DeepSeekへの直接接続にはなりません。
DeepSeek直結・AIReiter・OpenRouterのどれを選ぶ?
| 接続経路 | 作成するキー | エンドポイントとモデル | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| DeepSeek direct | DeepSeek API key | DeepSeek endpoint + deepseek-v4-flash または deepseek-v4-pro | 公式課金で、プロバイダーまでの経路を最短にしたい場合 |
| AIReiter DeepSeek V4 Flash | AIReiter API key | AIReiterの現行互換API経路 + deepseek-v4-flash | AIReiterによる管理型アクセスと従量制のモデル利用 |
| OpenRouter | OpenRouter API key | OpenRouter endpoint + 現行カタログID | 複数のモデルプロバイダーを切り替えたい場合 |
この記事では、DeepSeekの現行APIドキュメントと照合しやすい、DeepSeekへの直接接続を扱います。AIReiterは別のプロバイダー経路です。AIReiterのキーはAIReiterのエンドポイントでのみ使用してください。Janitor AIのプロキシ項目が持つ意味をより広く確認したい場合は、Janitor AI proxy setup guideを参照してください。
コミュニティの投稿からも、エラーメッセージだけでは原因を判断できないことが分かります。
“network error” — u/dailylittlebrat, r/JanitorAI_Official
この表示は診断結果ではなく症状として捉えるべきです。プロバイダーの不一致、古いモデルID、残高不足、設定の未反映など、異なる原因で同じ結果になることがあります。
Janitor AIに入力するDeepSeek直接接続の設定値
新規に直接接続する場合は、まず以下の値から始めてください。DeepSeekの現行クイックスタートでは、OpenAI互換のベースURLとしてhttps://api.deepseek.comを示し、完全なリクエスト先として/chat/completionsを使っています。Janitor AIが入力どおりのURLへリクエストを送る場合は完全なURLを使用します。一方、現在のコネクター側でパスを自動追加する仕様なら、そのコネクターのベースURL形式に従ってください。
| Janitor AIの項目 | DeepSeek直接接続での値 |
|---|---|
| Configuration Name | DeepSeek Direct |
| Model Name | deepseek-v4-flash |
| Proxy URL | 完全なエンドポイントを求める項目ではhttps://api.deepseek.com/chat/completions |
| API Key | platform.deepseek.comで発行した自分のキー |
上位モデルを使いたい場合は、deepseek-v4-proを指定します。DeepSeekの現行Models & Pricing pageでは、トークン料金はFlashがProより低く設定されており、どちらも同じAPIファミリーから利用できます。deepseek-v4-flash-vision-expも掲載されていますが、Janitor AIでのテキストチャットなら、実験的なビジョンモデルではなくFlashまたはProから始めるのが適切です。
古い解説では、deepseek-chatやdeepseek-reasonerを入力するよう案内されていることがあります。旧エイリアスがまだ使えるとは限らないため、DeepSeekの現行ドキュメントに載っているV4 IDを使ってください。
Janitor AIを開く前に用意するもの
platform.deepseek.comのDeepSeek Platformアカウント。- 新しく作成したDeepSeek APIキー。
- 利用可能なアカウント残高。DeepSeekのエラーリファレンスでは、HTTP
402は残高不足に対応しています。 - Janitor AIの画面に該当する設定がある場合、外部プロキシの利用を許可するキャラクターまたはアカウント設定。
- 接続設定中にキーを安全に保管できる場所。
DeepSeekのチャットサイト用ログインはAPIキーではありません。開発者向けプラットフォームでキーを作成し、余計な空白を含めずにコピーしてください。万一キーが漏洩しても想定外の高額請求につながりにくいよう、まずは少額の残高から始めると安心です。
Janitor AIでDeepSeekを設定する手順
流れはシンプルです。APIキーを作成し、エンドポイントとモデルを入力して保存します。必要に応じて更新した後、短いメッセージを送って確認してください。
DeepSeek APIアカウントを作成して残高を追加する
- DeepSeek Platformを開きます。
- 開発者アカウントを作成するか、既存アカウントでログインします。
- APIキーの画面を開き、Janitor AI用のキーを作成します。
- キーはすぐにコピーし、他人に見せないよう保管します。
- 短いテストに足りる残高を追加します。
DeepSeekのAPI利用料金は、Janitor AIで送ったメッセージ数だけではなくトークン数に基づいて発生します。長いキャラクターカードや大量に保持されたチャット履歴があると、各ターンで多くの入力トークンが送信されることがあります。「DeepSeekならAPIも無制限で無料」と考えるのではなく、少額の残高から始めるほうが安全です。
プロキシ設定を追加する
- Janitor AIでキャラクターチャットを開きます。
- API Settings、または使用中のバージョンにある同等の設定項目を探します。
- 利用可能なProxy、Custom、またはOpenAI互換プロバイダーの項目を選びます。
- 画面にAdd Configurationがある場合は、新しい設定を作成します。
- 設定名に
DeepSeek Directを入力します。 - モデル欄に
deepseek-v4-flashを貼り付けます。 - 完全なエンドポイントを求める項目なら、プロキシURL欄に
https://api.deepseek.com/chat/completionsを貼り付けます。 - キー欄にDeepSeek APIキーを貼り付けます。
- 設定を保存し、有効な接続経路として選択します。
Janitor AIの項目が最終的なリクエスト先を求める場合、https://api.deepseek.comだけを入力してはいけません。現在のコネクターが/chat/completionsを自動追加する仕様なら、そちらのベースURL形式に従ってください。
保存後に更新し、短いメッセージで確認する
新しい設定が反映されていないように見える場合は、テスト前にJanitor AIのタブを更新するか、開き直してください。確認用には「Reply with one sentence confirming the connection.」のような短いプロンプトで十分です。
短い応答が返れば、認証、モデルの解決、基本的な補完処理までは確認できたことになります。ただし、すべてのキャラクター設定やコンテキスト設定まで確認できるわけではありません。
テストに失敗しても、すぐにtemperature、最大トークン数、その他の生成パラメーターを変更しないでください。まずはプロバイダー経路、エンドポイント、モデルID、キー、残高、プロキシ利用許可の設定を確認しましょう。
最初に失敗した箇所からエラーを切り分ける
トラブルシューティングでは、リクエストを最初に拒否したシステムを特定すると早く解決できます。まずDeepSeekのキーと残高を確認し、次にJanitor AIの入力項目を見直します。ブラウザの状態やプロバイダーの稼働状況を調べるのはその後です。
| エラー・症状 | 原因の可能性が高い層 | 最初に行うこと |
|---|---|---|
401 Unauthorized | 認証 | 新しいDeepSeekキーを作成またはコピーし直す。空白を除去し、DeepSeekのキーであることを確認する。 |
402 または残高不足 | アカウント課金 | そのキーに紐付くDeepSeekアカウントへ残高を追加する。 |
404 またはモデルが見つからない | エンドポイントまたはモデルID | 完全なURLと正確なモデル名をDeepSeekの現行ドキュメントと照合する。 |
429 Too Many Requests | プロバイダーのレート制限 | 連続リトライを止め、待機し、リクエスト頻度を下げてプロバイダーの制限を確認する。 |
| Network error または「failed to fetch」 | URL、ブラウザ、権限、到達性 | 完全なHTTPSエンドポイントを再確認し、Janitor AIを更新して、プロキシ利用許可の設定を確認する。 |
500 または 503 | プロバイダー側の可用性 | 待ってから再試行する。連続リトライはレート制限を悪化させることがある。 |
| 空白の応答・途中で切れた応答 | 生成またはコンテキスト処理 | 認証情報と接続経路を確認した後、短い会話で試し、出力上限を控えめに設定する。 |
DeepSeek公式のエラーリファレンスでは、認証エラーは401、残高不足は402、レート制限は429、内部エラーは500、サーバー混雑は503として区別されています。この違いは重要です。429はAPIキーを変えても解決せず、402のアカウントに対してIPを変えても残高は追加されません。
プロバイダー側の問題とJanitor AI設定の問題を分けるため、同じプロバイダーの値をDeepSeek公式のクイックスタートクライアントで先にテストしてください。実際に使えるキーを公開の場へ貼り付けてはいけません。
Janitor AIでDeepSeekを使う際のFAQ
APIキーなしでJanitor AI上のDeepSeekを使えますか?
直接API接続では使えません。Janitor AIのカスタムプロキシ接続には、選択したプロバイダー経路の認証情報が必要です。DeepSeekの一般向けチャットアカウントは、DeepSeek PlatformのAPIキーの代わりにはなりません。
Janitor AIでDeepSeekは無料ですか?
DeepSeekの直接APIは、無制限の無料チャットではなく、従量課金のAPIアクセスとして考えるべきです。DeepSeekのpricing pageにはトークン単価が掲載され、エラーリファレンスにも残高不足の応答が記載されています。OpenRouterの無料経路には別の制限があります。
VPNやIPプロキシで429エラーを直せますか?
通常はできません。429はプロバイダー側のリクエストレート制限です。IPアドレスの変更よりも、待機する、リクエスト数を減らす、API経路を変更する、アカウントの制限を確認するといった対応のほうが適切です。
キー、エンドポイント、モデルIDは必ず1つのプロバイダー経路でそろえてください。その後にJanitor AIを更新し、生成設定を調整する前に短いメッセージでテストしましょう。