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Gemini 3.8 Live APIの料金:公式に分かっていること(2026年)

最終更新日: 2026-09-15 18:54:13

モデルが正式に提供されていても、料金表まで公開されているとは限りません。Gemini 3.8 Liveがまさにそのケースです。GoogleはGemini 3.8 LiveとGemini 3.8 Live Extended Thinkingを2026年9月15日に発表しましたが、ドキュメントには3.8 Live専用のドル建て価格がまだ掲載されていません。Gemini 3.8 Flashの$0.75/$3.75というトークン料金を、そのまま音声エージェントの予算に流用するのは避けるべきです。

結論:Gemini 3.8 Liveは提供開始済み、API料金は未公表

Googleの発表によると、両モデルは2026年9月15日からGemini APIおよびGoogle AI Studioを通じて開発者向けに順次展開されています。これは利用可能になったことを示す情報であり、公開料金が確定したことを意味するものではありません。発表ではGemini 3.8 Liveをコスト効率に優れるモデル、Extended Thinkingを競争力のある価格のモデルと表現していますが、1分あたりの料金や音声トークン単価は示されていません。

確認したいこと回答
Gemini 3.8 Liveは正式に発表された?はい。Googleは2026年9月15日に発表しました。
開発者は利用できる?Googleによると、Gemini APIとAI Studioで展開が始まっています。
3.8 Liveの公式料金表はある?本ガイドで確認したGemini API料金ページにはありません。
Gemini 3.8 Flashの料金と同じ?いいえ。gemini-3.8-flashとLiveモデルは別のモデルIDです。
現時点で3.8 Liveの通話コストを正確に算出できる?いいえ。アカウント固有の価格、または後日公開される公式料金がなければ算出できません。

2026年9月15日に発表されたGemini 3.8 Liveの内容

Googleは、用途の異なる2つのライブ対話向け音声モデルを発表しました。Gemini 3.8 Liveは自然でスケーラブルな会話を、Gemini 3.8 Live Extended Thinkingは会話を維持しながら難度の高い複数ステップの処理を想定しています。

発表では、ほぼリアルタイムの視覚入力、97言語間の自動切り替え、モデルがユーザーに応答しつつ裏側で継続できるツールやAPIの呼び出しが説明されています。Extended Thinkingについては、より長いタスクで進捗を伝えながら、推論と発話を並行して行うものとされています。こうした機能は、バックグラウンド処理、ツール呼び出し、より深い推論によってトークン使用量が変わり得るため、料金にも関係します。

API利用者はどの経路でアクセスできるか

Googleの展開は、すべての環境で一斉に有効になるものではありません。公式発表に記載された開発者向けの提供状況は次のとおりです。

提供先Gemini 3.8 LiveGemini 3.8 Live Extended Thinking
Gemini API2026年9月15日に展開開始2026年9月15日に展開開始
Google AI Studio2026年9月15日に展開開始2026年9月15日に展開開始
Gemini Enterpriseプライベートプレビュープライベートプレビュー

この表はあくまでGoogleが示した展開状況であり、すべてのアカウントで直ちに同じモデルIDが表示されることを保証するものではありません。実運用では、APIのモデル一覧とプロジェクトの権限を確認してください。

3.8の料金表がない段階で知っておきたいGemini Live APIの課金方式

GoogleのLive APIのベストプラクティス文書では、定額のセッション料金ではなくトークンベースの課金方式が説明されています。音声は音声トークンとして使用量に換算され、テキストメッセージや生成された文字起こしによって追加のテキストトークンが発生する場合もあります。また、会話コンテキストが蓄積していくため、長時間セッションではコストが増える可能性があります。

予算を組む際の重要なポイントは次のとおりです。

  1. 接続時間を公式の課金単位と見なさない。 1分あたりの金額は、トークン化と発話時間から導く推定値です。
  2. 入力音声と出力音声を分けて考える。 たとえばモデルが10分間聞き、4分間話す場合、それぞれ異なる使用量ストリームになります。
  3. コンテキストの増加を織り込む。 Googleのガイダンスでは、コンテキスト処理の条件に応じて、蓄積したネイティブ音声コンテキストが後続ターンの課金対象になり得ると注意されています。
  4. 文字起こしを有効にする場合は別途見積もる。 音声使用量に加えて、文字起こしによるテキストトークン料金が発生することがあります。
  5. ツール呼び出しと推論トークンを追跡する。 バックグラウンド処理では、単純なターン制ボットより多くの出力トークンやコンテキストトークンを消費する可能性があります。

このため、「1分あたり0.5セント」は公式の3.8料金に代わる数字ではありません。特定のトークン化の前提における、音声の片方向だけを表している可能性があります。

現時点で予算の基準にできる料金

GoogleがGemini 3.8 Liveの料金を公開するまでは、現在価格が公表されているLiveモデルを計画の基準として使いましょう。ただし、新モデルの価格の代用と考えるべきではありません。Geminiの公式料金ドキュメントには、参考となる以下の料金が掲載されています。

モデル音声入力音声出力テキスト入力テキスト出力
Gemini 3.1 Flash Live Preview音声トークン100万あたり$3.00(約$0.005/分)音声トークン100万あたり$12.00(約$0.018/分)100万あたり$0.75100万あたり$4.50
Gemini 2.5 Flash Native Audio音声トークン100万あたり$3.00音声トークン100万あたり$12.00100万あたり$0.50100万あたり$2.00
Gemini 3.5 Live Translate音声入力トークン100万あたり$3.50音声出力トークン100万あたり$21.00記載なし記載なし

予算計画の例として、公開されているGemini 3.1 Flash Liveの推定値を使い、入力音声が10分、モデルの発話が4分と仮定します。

  • 入力:10 × $0.005 = $0.05
  • 出力:4 × $0.018 = $0.072
  • 音声の小計:$0.122

これはGemini 3.8 Liveの見積もりではなく、あくまで参考計算です。蓄積コンテキスト、文字起こし、ツール、および新たな3.8の料金は含まれていません。分換算は推定値なので、最終的な予算には自社の請求レスポンスから得られるトークン使用量を使ってください。

通常版Gemini 3.8 FlashはLive APIモデルではない

Googleの標準gemini-3.8-flashは、マルチモーダル入力とテキスト出力に対応するモデルです。公式料金ページでは、2026年12月31日までの導入価格として入力トークン100万あたり$0.75出力トークン100万あたり$3.75が記載され、2027年1月1日以降の予定料金は$1.50/$7.50です。

これらは標準Flashモデル向けの価格であり、gemini-3.8-livegemini-3.8-live-extended-thinkingに自動的に適用されるものではありません。モデルのドキュメントでも、標準FlashとLive機能は別に扱われています。バージョン番号は共通でも、Liveにはストリーミング音声出力、発話ターンの検出、割り込み処理、リアルタイムセッションの動作が必要です。

実装では、プロバイダーから返された正確なモデルIDを記録するのが安全です。ダッシュボードに「Gemini 3.8」と表示されているだけでは、コスト配賦には不十分です。

Gemini 3.8 Liveを今すぐ採用すべきか

まず検証環境で試すべきなのは、主な論点がインタラクション設計にある場合です。バックグラウンド処理、音声による進捗通知、視覚情報を踏まえた応答、割り込みを、ユーザーが自分のワークフローで受け入れられるかを確認できます。Googleはこれらの挙動を発表しており、APIとAI Studioの展開によって開発者は統合をテストできます。

一方、事業性が固定の1分あたり利益率に依存するなら、本番コストを確約する判断は待った方がよいでしょう。3.8の料金表がないこと、コンテキスト再課金の影響が未知であること、レイテンシーや障害に関する独立した計測データがないことから、信頼できるユニットエコノミクスの予測には変数が多すぎます。

トラフィックを切り替える前に、コスト計測の仕組みを用意してください。

  1. 正確なモデルIDとAPIレスポンスを記録する。
  2. 入力音声の分数、出力音声の分数、テキストトークン、公開されている場合は思考トークン、文字起こし、ツール呼び出しを取得する。
  3. 同じタスクセットで、短時間・中時間・長時間のセッションを実行する。
  4. 接続1分あたりのコストではなく、正常に完了したタスクあたりのコストを比較する。
  5. Googleが3.8の料金表を公開するまで、料金が公表済みのLiveモデルをフォールバックとして維持する。

Gemini 3.8 Live APIのよくある質問

Gemini 3.8 Live APIの公式料金はいくら?

Googleの発表にはドル建ての価格が示されておらず、確認した料金ドキュメントにも3.8 Live専用の料金表は掲載されていません。

Gemini 3.8 LiveはGoogle AI Studioで無料?

GoogleはAI Studioでの展開開始を案内していますが、利用可否、割り当て量、無料枠の条件は、本番API料金が保証されることとは別の話です。アカウント単位のモデル提供状況と請求ページを確認してください。

Gemini 3.8 FlashとGemini 3.8 Liveは同じもの?

いいえ。gemini-3.8-flashは別の標準モデルです。その$0.75/$3.75の導入トークン料金を、Live音声セッションの価格として示してはいけません。

Gemini Live APIは分単位で課金される?

基本の課金ルールは分単位ではありません。Googleはトークンベース課金を説明しており、1分あたりの金額は音声トークン料金と想定発話時間に基づく推定値です。

長いLive会話では時間とともにコストが上がる?

はい。アクティブな会話コンテキスト、音声トークン、文字起こし、ツール利用は、後続ターンの使用量に影響する場合があります。短い通話の見積もりを単純に掛け算するのではなく、代表的なセッションを計測してください。

Gemini 3.8 LiveとExtended Thinkingの違いは?

GoogleはGemini 3.8 Liveを、自然でスケーラブルな対話と視覚情報に基づく応答のためのモデルと位置付けています。Extended Thinkingは、発話と進捗報告を続けながら、より深い複数ステップの推論を行う用途向けです。

Gemini 3.8 Liveはどこで利用できる?

GoogleはGemini APIとAI Studioを通じた展開を発表しており、エンタープライズ向けアクセスは当初プライベートプレビューと説明されています。利用可否はアカウントやリージョンによって異なる場合があります。

したがって、現時点で妥当な予算は、Gemini 3.8 Liveの分単位料金を推測することではなく、現行Liveモデルのトークン料金と実測したセッション挙動から組み立てるレンジです。Googleがこのモデルの公式料金を追加した時点で、計算を見直しましょう。